■抵当権
抵当権は、お金を貸す側の債権者が債権の担保として、お金を借りる側の債務者もしくは第三者から占有を移さずに提供を受けた不動産につき、他の債権者よりも先に自分の債権の弁済を受けることができる権利をいいます。
一般的には、家や土地等不動産を購入した際に、金融機関から住宅ローンを組んで、購入した不動産に抵当権を設定するというような利用がなされています。
■抵当権抹消
債権を返済し終えた際には、速やかに抵当権の抹消を行う必要があります。
抵当権が登記簿上に残っていることで、不動産を売却しようとした際に買い手を見つけにくくなったり、新たに融資を受けることが難しくなる等弊害が生じてしまいます。
そのため、ローンを返済し終えた際には、なるべく早く抵当権抹消手続きを行うことをおすすめします。
■抵当権抹消登記の手続き
抵当権を抹消するには、抵当権抹消登記を法務局に申請する必要があります。
必要書類は、以下の通りです。
登記申請書
登記原因証明情報
登記識別情報(登記済証)
資格証明書
委任状
これらをそろえて手続きを行いますが、ご自身で登記申請を行うことも可能です。
しかし、状況によって書類の内容も異なり、不足事項等あれば受理してもらえません。
そのため、司法書士などにこれらの手続きを委任することで、迅速かつ適切に抹消手続きを行うことが可能となります。
司法書士小川淳事務所は、松戸市での登記手続きに対応いたします。
電話・メールでのご相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。
抵当権抹消登記の必要書類|自分で手続きすることはできる?
司法書士小川淳事務所が提供する基礎知識
-
建物表題登記を自分で手...
「建物表題登記」とは、登記済みでない建物について、新たに行う登記のことをいいます。この建物表題登記は、...
-
相続登記の義務化は20...
■相続登記 相続を受ける財産の多くは、相続を開始したときにその所有権を移転します。 土地や建物などの不...
-
家族信託のメリット
家族信託を行うメリットは以下のものがあります。 ・認知症対策に有効 認知症などで判断能力が衰え、成年...
-
相続財産とは
被相続人が所有していた財産や権利義務はほとんど全て相続財産となるため(民法896条参照)、相続財産には...
-
成年後見人の権限とは?...
成年後見人は、判断能力が衰えてしまった人のために、法律行為を行なったり、身上監護をしたり、財産管理を...
-
建物表題登記とは
建物表題登記とは、不動産の物理的現況を記す登記です(不動産登記法2条7号参照)。つまり、建物表題登記は...
-
会社の合併手続き
事業承継やM&Aにより会社を合併する場合にも、登記申請は必要です。多くの場合に用いられる「吸収合併」で...
-
権利登記とは
権利登記とは、当該不動産に関する権利関係を記述した登記です(不動産登記法2条8号参照)。所有権保存登記...
-
抵当権抹消登記の必要書...
■抵当権 抵当権は、お金を貸す側の債権者が債権の担保として、お金を借りる側の債務者もしくは第三者から占...